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ご挨拶


医療法人以仁会理事長の河内でございます。稲毛サティクリニックは、新健太郎院長の退任に伴い、千葉大学の全面的な協力のもと、新しい都市型のクリニックを目指して参ります。

当院は開業以来「科の壁にこだわらない全人的な医療」をモットーとしておりました。幸いその方針が多くの方々のご支持を頂き、現在のカルテ番号は 14 万を大きく超えております。

我々はこれからもこの部分は大切に守って行くつもりです。

しかし我々の為すべきことは、患者さんを診察して治療することだけではありません。ワクチン接種などの予防医療とは別に、病気が顔を出す前の「未病」の段階で発症を防ぐことが出来たら、(本人にとっても国にとっても)これほど有り難いことはありません。
当院ではすでにいくつかの未病対策のパイロットスタディが走り始めています。

さらに、新しい都市型のクリニックにもう一つ必要なのは、福祉との“本気の”連携です 。
民生委員の仕事を手伝うようになって初めて知ったのは、福祉が機能しない事の怖さです。
長くなりますので詳細は省きますが、福祉と医療の休眠資源を上手くドッキングさせることで、多くの課題を解決に導く道が開けるものと確信しております 。

新年度から新しくチームに加わってくださる巽浩一郎先生は、千葉大学呼吸器内科の前教授で、呼吸器病学会の会長を務められた呼吸器の第一人者でありながら、漢方治療が得意という守備範囲の広いスーパードクターです。
それ以外の先生方も、専門医であると同時に優れた総合医でもあるという、頼もしい顔ぶればかりです。なお、私も可能な限り外来に出させて頂きます。
医療機関は地域の共有財産です。新しい機能を付け加えた稲毛サティクリニックにお力添えをお願い申し上げます。

医療法人社団以仁会理事長 河内文雄

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